~これまでの支部活動振り返り と2026年の支部取組み~
支部長 白川 博一

(挨拶文内の図表はこちらからご覧ください)
日本鋳造工学会東海支部は、2019年まで事務局担当企業4社(豊田自動織機、アイシン高丘、新東工業、トヨタ自動車 任期2年の輪番制)に依存した運営を行ってきました。
また、支部活動も「技術講習会・講演会・工場見学会」の開催が主目的となり、“モノづくり”人材の育成サポートする活動方針を会員にうまく発信できておらず、
さらに支部活動を支える支部運営人材の育成も十分とは言い切れない状況でした。
2020年度 この課題に対して村井支部長が、鋳造業界を元気にする“道しるべ”として「東海支部ビジョン 3つのシンカ(深化、新化、進化)=鋳造技術面」を掲げ、新たな着眼の取組みを始められました。それは、人材育成行事の再編でした。
支部で実施している会員向け行事を棚卸、さらに東海地区の維持会員企業、大学関係者を訪ね、困りごとの解決を「まずはやってみるプロジェクト」と称して活動(8件)、新たなイベントとして取り上げました。その代表例が「鋳造技術対談(高専、大学生向け)」「あな上げ勉強会(静岡FC会連携)」です。
さらに、その運営を常設委員会(企画、研究部会、人材育成、編集、広報、渉外、財務/会計、庶務)で行う体制に再編、運営人材の育成[拡大委員会(常設委員長全員参加)]にも配慮されました。
2021年度から支部4部会(3研究部会、YFE懇話会)の活動とも連携(つながる)することで、運営基盤の強化を図りました。
2022年度、前田支部長が就任。「支部ビジョン」の活動を通して仲間づくりを推進する4つ目のシンカ(親化)」を追加、支部会員の育成サポート行事の充実(学生向け、鋳造技士会連携、ワイガヤ交流会)を図りました。
2024年度、「支部ビジョン」を本部活動に格上げ、出口(達成)イメージを見える化、これを実現するために会員がお互いにつながる(連携)ことで“モノづくり”革新につながる技術を推進することを第185回全国講演大会で発信しました。その後、全国講演大会カタログ展示&PRセッションは「つながる展」として継続されています。
さらに、全国講演大会では“モノづくり”に関わる若い人材を増やす[人材育成面]の取組みを人材育成年表という表現で見える化しました。特に将来を担う子ども、中学、高校、大学生を対象に鋳物を知ってもらい、興味を持ってもらうために、実体験場、バーチャル体験などの必要性を紹介し、仲間づくりを推進することを提案しました。
【2026年度 支部取組み】
2026年度はこれまでに築き上げた2大活動方針「支部活動ビジョン」「人材育成年表」を踏襲します。特に、今年は[人材育成年表]に関連する全国で開催しているイベント行事(東海支部、本部&他支部)を本部事務局と連携して集約、その情報を 学会情報発信サイト(本部ホームページ)に掲載、全国の学会会員、学生会員に発信、会員の育成サポートネットワークの強化を図っていきます。
支部としては「研究部会活動」のサポート、および「ワイガヤ交流会」「あな上げ勉強会」の出口イメージ(会員が求めているもの)を意識した改善を進めます。
もう一つの支部課題は、これまでに再編してきた支部行事の運営面(組織強化&スリム化)です。 これまでの支部活動[鋳造技術面][人材育成面]に新たに[運営面]を加えた<学会活動3本柱活動(技術・育成・運営)>を推進、東海支部運営人材の長期的な目線での育成につなげます。
運営組織強化は会員育成をサポートするという命題を掲げ、行事企画&運営を委員長、担当理事が連携を図って進める委員会独立運営に移管します。
運営スリム化は<出口イメージ><会員に寄り添った><抜けの無い>というキーワードで改善(スリム化)を行う。その土台となる環境づくり(運営要領・規約整備&機密管理の構築、委員会運営自立化、など)も継続する。
